繁忙期の直前に退職してトラブルに

私は大学生の頃に2年間飲食店で接客業のアルバイトをしていました。私は就職に伴い、家を引っ越すことが決まっていたので大学4年生の12月で退職することを先に伝えていました。11月中には引っ越し業者とやり取りし、引っ越しの日も既に決まっていました。

私が働いていたアルバイト先は和食のお店で、大人数が入る座敷もあったので特にお正月には親戚の集まりや同窓会で利用する方が多く、1年で1番忙しい時期でした。私も、退職の前までは1月2日から4日までは終日アルバイトをしていました。私はアルバイトを12月で退職することを9月には伝えていたのですが、11月の末になってから人が足りないので年始だけでも出勤してもらえないかと店長から持ち掛けられました。

その頃、アルバイト先には接客スタッフも何人かいたのですが、全員が女性でした。男性スタッフの数は2名と少なかったです。私も含めた男性スタッフは接客の仕事以外にも、出前や仕出しの配達といった仕事もしていました。仕出しでは、配達の数量が多くなると男の私でも大変なほど、重いものを運ばないといけない時もあったので、特に配達の仕事で人が足りなくなるのが、店長が私に年始の出勤を持ち掛けた理由でした。

私はそう言われても、12月中には引っ越しをすることも決まっていたので無理だと断っていました。ちなみに引っ越し先は車で1時間程のところでした。私は引っ越しすることももちろん理由だったのですが、学生最後の年始くらいは実家に帰ってゆっくりしようと思っていました。それまでは年始のアルバイトがあったので実家への帰省は年末だけになっていたからです。

店長からは引っ越し先からの交通費も全額負担し、時給も上乗せするので何とか年始の出勤をお願いできないかと言われ続けていました。私はその度に頑なに断っていました。

すると店長からは、私がアルバイトとして働き始めたときに「お盆とお正月は必ず出勤してもらう条件で入社してもらっている。」とまで言われる始末でした。私はそれならば、退職を申し出た9月の時点で教えてくださいと反論していましたが、常識に考えればわかることだと店長も引かず、押し問答が続いていました。

確かに私が抜けると配達のメンバーが足りなくなるのは目に見えていることでした。 しかし、私が退職を申し出た9月から12月にかけて新しい募集をかけるといったことも店長は特に何もしていない様子でした。

募集をかけて、それでも人が集まらないので、私に何とか出勤を依頼するのであれば、まだ話は分かるのですが、店長が人の確保のために何もしていないのが分かっていたので、私は非常に腹が立っていました。

私は、人の確保をする仕事は私の責任ではないし、店長がアルバイトの募集をかけるなどの仕事をしていないことを指摘しました。退職するまでは、店長とは冗談を言い合ったり食事に連れてもらったりして、とてもお世話になっていたのですが、この時にはかなり強い口調で私は抗議したのを覚えています。最終的には他のアルバイトの人たちからも店長に話をしてもらい、何とか12月末で退職することが出来ました。

それまで楽しく働かせてもらっていたので、最後が喧嘩別れのようになったのは非常に残念です。アルバイトを退職した後、店長以外の人とは何度か会う機会があったのですが、店長とは1度もあっていません。また、私が退職した際の年始の業務については、アルバイトの人が友人にお願いをしてくれ、年明けの1週間だけという短期で、何とか働いてくれる人が見つかったそうです。

私は店長から年始の勤務をお願いされた際には、何度か受けようかと思ったことはありましたが、最終的には自分の意思を通して、退職できたことは良かったと思います。