初めてのアルバイトで対応がわからないまま

大学生になって初めて自分のお小遣いぐらいは自分で稼ごうと思ってアルバイトをすることに決めました。自宅から大学までは遠く、通学だけで往復4時間と時間をかなり取られてしまっていました。そのため授業と通学時間を考慮すると、なかなかアルバイトは見つかりませんでした。

飲食系はできれば避けたいと思っていたのですが、短時間の就業でも大丈夫だと記載されているのは飲食系だけでした。何社か面接は受けたのですが、採用までは至りませんでした。就業時間が限られるというのが問題だったようです。採用されるために嘘をついてしまえば、後々自分が困ると思い、面接時には正直に話すことにしていました。そんな中、ようやく人手不足だと話していたある回転寿司で採用されることとなりました。

自宅からは遠かったのですが、駅からすぐの立地だったので、なんとか続けられると思っていました。

中学、高校と部活で鍛えられた体力と上下関係はよくわかっていたつもりでした。 アルバイト初日もきちんと挨拶はできていたと思っています。 不器用な方でしたが、言われたことは嫌な顔もせずにきちんと仕事をしていたつもりでした。 同年代の子が少なく、自分よりも年上の方が多かったのですが、なんとかうまくやっていました。 慢性的な人手不足だったようで、入社した頃は、みなさんとても喜んでくれて、なんでも親切に教えてくれました。

しかし、状況は少しづつ変わっていきました。面接では、就業時間についてはしっかり伝えていたつもりですが、面接官とお店の方は別だったので、大事な部分がうまく伝わっていないようでした。みなさんよりも就業時間が短いうえに、シフトの入れ替えの時間に間に合わないため、私だけが遅れてシフトに入るという流れでした。そうすると、人数が足りないので、早番の方が誰か必ず私が来るまで残業しなければならなくなったようです。次第に、みなさんの不満が募ってきたようでした。

シフトの入れ替え時間にキチンと入れる子を採用してほしいと店長にも申し出があったようでした。それでも、私に変わる人が集まらないため現状維持するしか方法はなかったようです。店長に改善を要求しても、変わらないことに苛立ったのか、完全に不満は全て私に向けられました。

基本的に無視されました。分からないことや手伝ってほしいときに話しかけても、返答はありません。学校や通学のことをみなさんに伝えたり、できるだけ土日はシフトに入るように努めましたが、状況は変わりませんでした。社員の方も、多勢のアルバイトに加担するようになり、「○○さんはまたシフトは入れないの~??」と皆さんの前で嫌味のような発言をするようになってきました。店長さんは推測ですが、もめ事に介入して、アルバイトさんに辞められたら困ると思ったのか見て見ぬふりでした。

無視からいじめに変わってきたと感じ始めた時に、こんな思いまでして頑張る必要があるのかと思いました。ここで初めて両親にも相談しました。両親にはすぐに辞めるように言われました。今頑張らなければならないことは、遠くてもしっかり学校に通うことだ言われました。

すぐに店長に辞める旨を伝えました。店長は、とくに責めることもなく了承してくれました。退社にあたっての事務的な処理はいじめに加担していた社員の方と話すようにと言われました。正直嫌でしたが仕方がありません。

書類上の作業は、難しいこともなくすぐに済みました。あとは後日、制服を返すだけでした。クリーニングに出すようには言われなかったし、どこにも書いてなったのできれいに洗濯して持っていきました。すると、クリーニングにだすのが常識だと言われ、また持ってくるようにと言われました。さらに、それまでは給料は口座に入金されていたのにも関わらず、最後の給料は本社に取りに行くようにと言われました。本社は隣の市でとても遠かったので、驚きましたがそれがおかしいとも疑問にも思わずに了承して帰りました。

帰って、父親にそのことを話すとそれはおかしいと言われました。父親は怒って、アルバイト先に電話しました。対応した店長はクリーニングも本社に行くということも必要のない事ですと父に話したそうです。父は、初めてのアルバイトで何もわからないからと言って、そのような対応をすることは許しがたいと言っていました。

後日、父親と一緒に制服を返しに再度お店に行きました。例の社員は父に対して、謝罪をしていました。まだまだ自分一人では解決できないこともたくさんあると痛感しましたし、社会勉強にもなりました。力になってくれた両親にもとても感謝した出来事でした。